久留米大学附設中の合格目標とは

福岡での女子の受験

福岡の女子の受験事情を整理

下記の過去記事では、大まかな福岡の女子の受験事情を簡単に書きました。

福岡の女子の中学受験事情(学校選択):http://ph-d-papa.com/exam-situation-fukuoka/
福岡の女子の中学受験事情(塾選択):http://ph-d-papa.com/exam-situation-fukuoka-cram-school/

上記の記事の内容をクロスさせて、かつ内容を絞って整理します。

1 女子最難関は久留米大学附設
2 久留米大学附設と他の中学との入試難易度や大学合格実績の差は歴然
3 久留米大学附設中学への合格請負塾は英進館・日能研・全教研に絞られる

大体こんなところです。

「合格」ラインの獲得

私の中学受験の経験や最近の受験事情の私なりの分析を通じていうと、久留米大学附設中学の「合格」を狙うだけならば、過度な先取り学習は必要ないと思います。英進館・日能研・全教研あたりで、4年生位から入塾して親がしっかりサポート出来れば、大変ではあるけれども無理なレベルではないと思います。

「合格」ライン上の子供のその後

この「合格」という目標設定は、中学入学後に子供を不幸にする恐れがあります。

久留米大学附設中学レベル中学受験合格者は、下位20%くらいの子でも、中学入学時点では公立中学校に照らせば神童レベルです。

しかし、この下位の子達は、いつまでも「久留米大学附設中学では下位でも公立の中学や高校に行ったら神童レベル」かというと、そうではありません。残念ながら「久留米大学附設中学では下位で公立中高でも少しだけ出来る程度のレベル」まで落ちていきます。詳細は省きますが、単純に蟻の2:6:2の法則が発動されてしまうということです。不思議ですが法則通りになります。

中学受験の経験者ならばこの状況は良く分かっていると思います。そして下位の蟻地獄を抜け出すのは容易ではないということもわかっています。私は身を持って知っています。今となっては思い出のようなものではありますが、当時の自分が今の自分の子供だとするならば、あの這い上がる為の苦しみを味わわせるのは、やはりかわいそうに思えます。

大学を念頭にして目標設定を見直す

中学「合格」は通過点

中学受験は、その後の大学受験合格という目標(目的と言えるかもしれない)や、更に先の人生を豊かにするという目的の為の通過点であり目標となります。子供達は、自らの夢を達成する可能性を広げる為に大学選びを考えます。そしてその大学選びの幅を広げる為に中学受験をしています。

大学合格実績を参照する

少しザックリした数字で書きます。例えば、久留米大学附設ならば東大・京大・国立医学部の合格は近年100人ほどでしょうか。現役だと70名くらい?これは高校からの入学者も含まれるので、中学受験で久留米大学附設中学へ入学する中でいうと上位50位あたりに属する子供が将来的に東大・京大・医学部に現役合格するという大まかな見方が出来ます。

とりあえず数字は適当ですが、言いたいことは久留米大学附設中学に入るにしても合格者の中で中位~上位で合格する力が無いと、大学の自由な選択は狭いということです。

久留米大学附設中学受験での目標設定

狙いを定める

ここまでの内容で分かるように中学受験での目標設定は「合格」ではダメだというのが私の考えです。まず、最低限の狙いは、各中学高校の大学合格実績と照らして、親子で大学受験を見据えた上で各中学の上位どれくらいに入っておく必要があるかを把握して、目標設定の目線を上げておくことが必要です。実際には出来るだけ上位を目指すということになると思いますが、とりあえず、大学受験を念頭にした上での「真の最低合格ライン」を把握しておく必要はあると思います。

早期教育

冒頭の内容に戻ると「合格」は、4年生からの塾通いと親の気合で成すことは可能です。しかし、中位~上位合格となるとそうはいきません。先の附設の大学合格実績と最近の英進館の灘の合格実績などを加味して考えたら、色々覚悟が要ります。

早期教育は、難関中学受験での上位合格を視野に入れると、取り入れた方が良いと思っています。我が家では、諸々の考えのもとに早期教育・先取り教育を進めています。

 

 

早期教育・先取り教育の是非などについては、また後日。今日はここまで!

 

6 件のコメント

  • たしかに僕も附設でしたけど、下位は非常につらいし、精神的にも追い込まれます。
    附設は上位を伸ばして下位を見捨てる風潮がすこしつよすぎるようなきがします。

    • 渡邊さん
      コメントありがとうございます!
      附設出身者の声はありがたいです!
      私自身は附設出身ではないのですが、おそらく多かれ少なかれ、どこの学校も下位に対する扱いは悪いと思います。
      運営的には多少仕方のない面もあると思いますが、寂しいものはありますね。
      近年、附設の躍進は目を見なるものがあります。
      今後は、受験もさることながら、入ってからの戦いもより熾烈になるのだろうと思っています。

  • 20年ほど前に附設中に入学し、その後東大に現役合格し、今は米国の製薬会社で働いている者です。

    知り合いが数人附設の在校生ですが、昔も今も、少なくとも中学生の間は附設は成績優秀者よりも成績不振者に優しい学校だと思います。

    附設中の間のいわゆる「課外学習」は、前回の定期テストの成績不振者を朝夕に集めて勉強させたり、英数テスト(毎週ある英語と数学の理解度確認テスト)の成績不振者に追試を受けさせたり、提出物を出さなかった生徒を放課後に残したりと、そんな類のものばかりでした。

    もちろん、成績優秀者が求めれば何でも応えてくれるのが附設の良さではありますが、最初から組み込まれている課外学習は、成績不振者向けのものばかりです。

    そういう部分が面倒見が良いとか、平均学力が高い(落ちこぼれが少ない)とか、塾いらずとか言われているのかと思います。

    近年の附設は、僕の入学時よりも大幅にレベルアップしています。

    英進館で言えば、当時はTZSだと附設にはまず落ちなかったのですが、今ではTZSでもボロボロと落ちているそうですし、当時は東大30人台、京大10人前後、国立医学部40人前後(九大医学部15人前後)だった進学実績が、ご存じの通り、医学部も質量共に増やしながら、東大50人合格と大幅に合格者数を増やしました。僕の同期もみんな、東大50人はすごく驚いていました。

    今の在校生の話を聞くと、男子校時代とは全く異なる学校になってしまいましたが、学校としては良い方向に向かっていると思いますので、是非とも入学されて下さい。応援しております。

    • OBです さん
      コメントありがとうございます!
      附設出身者の声を戴けるのは本当に有難いことです!

      私は別の学校ですが、東大の現役合格者数が同じく当時で30人程だったので、私の母校と附設だと中位~下位は似たような感じの印象で考えております。
      その点、OBですさんの情報のように下位にも手厚いということであれば非常に有難く、もし中位~下位のレンジが、私の想像よりも狭ければ非常に救われます。
      例えばここ地元福岡でいうと、下位でも九大あたりに行ける見込みがあるならば、教員としても学生としても張り切れると思いますし、親や学生としても嬉しいことだと思います。

      先にコメントいただいた渡辺さんやOBですさんの情報は共にありがたいです。
      ややコメントから受ける下位への対応の印象が違いますが、もしかしたら学生によっても手厚さへの実感が違うのかもしれませんね。
      娘が下位になってしまった場合のことを考えたら、OBですさんのコメントのように下位にも手厚い学校であるならば、親としても少し安心感が増します。
      是非とも入学が叶うよう親としても張り切っていこうと思います!ありがとうございます!

      もし宜しければ、今後もコメントをお寄せいただけるとありがたいです。
      コメントありがとうございました!

      • あくまで僕の時代の話ですが、附設で下位になってしまう要因は大きく3点に分類できると思います。

        1 背伸びして附設に入学したにも関わらず、入学後に普通以下の頑張りしか出来ない

        2 塾でないと勉強できない、親と一緒でないと勉強できない

        3 突発的事情により突然勉強しなくなる

        1は言うに及ばずです。附設は地方都市の進学校ですので、入学時点での最上位は灘も上位合格する超天才、上位でも灘に合格する天才クラスですが、最下位は首都圏や関西ではやや難関くらいの学校にやっと合格できる水準です。これは今も昔も同じだと思います。入学時点でも学力の差、才能の差はものすごく大きいです。入学時点での学力や才能が附設の中でも下の方の生徒は、入学後も真面目に勉強し続けないと下位に甘んじて当然なのですが、その当然が分かっていない生徒が相当数存在します。

        2も言うに及ばずでしょう。附設はダブルスクールではなく、学校の勉強を軸に受験を戦います。それに資する教育は十二分に提供されています。一方、中学受験は塾が勉強の中心です。塾中心の勉強から、学校中心の勉強にスイッチ出来ず、どう勉強したら良いか分からなくなって成績が低迷というパターンはよくありました。

        また、中学受験は親が子供に関与している場合が多くありますが、附設の勉強を6年間教えられる親なんて滅多にいませんし、一般には親の言うことなんて次第に聞かなくなるものだと思います。親の関与がなくなった瞬間、勉強が出来なくなったというパターンもありました。

        3は、正直どうしようもないです。真面目に勉強していた生徒が突然何らかの事情で勉強を放棄する。家庭の事情、同級生との人間関係、附設外部の人間との接触。僕の在校時にも数例ありました。周囲は勉強を再開する様懸命に説得しますが、聞きません。

        3は対策が難しいのですが、1と2は対策可能と思います。

        また、子供が進学校で成績下位になるのは親だったら誰でも心配だと思いますが、少なくとも昨年卒業した生徒達は、成績下位者でもそこまで悲惨なことにはなっていないです。

        附設には「進学ガイド」という冊子があり、そこには生徒別のセンター試験の成績、校内模試や定期考査の成績、受験結果が記載されています。

        具体的な数値は個人情報の観点から書きませんが、その冊子を見る限り、大半の生徒は医学部医学科でない九大ならば合格可能な水準にあり、学年平均でも少数ですが東大や九大医学部に現役合格しているケースもパラパラとありました。京大や地方の国立医学部であれば、学年平均付近でもバンバン現役合格しています。

        附設にはあまり無理せず入って、学校の指導に従ってコツコツ勉強すれば何の間違いもありませんし、成績下位になることもないと思います。

        • OBです さん

          更に詳しい情報ありがとうございます!
          3タイプは、おそらくどの時代のどの中高一貫校でもよく見る光景なのかもしれませんね。今の子供たちも多分同じようなものではないかと想像します。
          ついこの間まで小学生で、また思春期に差し掛かるような子供たちなので、2番3番のように大きな変化への対応で躓くというのは、ある意味でしょうがないのかなと思います。この辺りへの対処については、親や学校など大人の役割は大きいのかなあと思います。
          わが身をもって思い返すと、友達や親など周りも含めて確かにボーっと過ごしていた気がします(笑)。
          おっしゃられるように1、2番のような比較的対策がしやすいことについては、親の私も附設という特徴をよく知った上で、今から少しずつシミュレートしておいた方が良いと、拝見させていただく中で、深く思いました。
          また確かに、入学してからが重要で、入る前に息切れしないように親も子も受験勉強については取組みに余裕をもってあたらなきゃいけませんね。
          しかし、今の、特に関東の受験熱などを見聞きしていると、福岡にいても熱が入ってしまいます(笑)自分で自分の手綱を引ける大人にならないといけませんね。
          本当に情報提供ありがとうございます。しかも丁寧に整理した上でご提供いただき助かります。
          来年から娘が小学生になるので、それこそ英進館などからの情報も少しずつではありますが、入ってくるようになりました。そこにOBですさんからのように附設の中を知る方から生きた情報をいただけるのはありがたいです。
          今後ともよろしくお願いいたします。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です