繰り下がりの引き算

RISU

私の常識と違うRISUの解法

明日から繰り下がりの引き算を教える算段となっています。

ところで、我が家の算数のメイン教材はRISUというタブレット通信教材です。このRISUについての私の評価は定まっていません。定まっていない中ですが、これをメインに据えています・・・というかペースメーカーと言った方が適切かもしれません。RISUについての詳細は後日。

話を戻すと、明日から繰り下がりの引き算に入るということで、RISUの冒頭の説明動画を見たところ、私がこれまでにイメージしていた繰り下がりの引き算の解法とは異なる方法が紹介されていました。

減加法と減減法

例えば15-7という問題があったとして、大昔に私が教わった解答手順は「10から7を引いて3、3+5で8」です。

RISUでは、上記に加え次の方法が示されていました。

「15の5に着目して、7を5と2にわけて15の方の5と7の方の5を相殺する。10から2を引いて8とする」

正直、このやり方は、全く頭にありませんでしたが、なるほどなあと感心しました。

なお前者の解法は減加法と呼ばれ、後者の解法は減減法として紹介されていました。

減加法と減減法を調査

巷の考え方

減加法と減減法をネットで調べた感じだと、ザックリと書けば以下のようにまとめられます。

・基本的に小学校では減加法で教えていて、こちらで9割の子供が理解している。

・減加法の方が2年生の筆算の際に有利。

・学校では、減加法をメインに教えるが減減法でもお咎めなしだし、どちらでも良いとして教育している。

・なぜか、減加法で教えていたのに子供の側で勝手に減減法を編み出して使っているケースが見られる。

こんな感じです。

私が気になったこと

私が上記の4点の中で着目したのは、4つ目の「なぜか、減加法で教えていたのに子供の側で勝手に減減法を編み出して使っているケースが見られる。」というもの。

なぜこのようなことが起きるのだろうかと考えました。

私の予想はこうです。

例えば15-9のように引く側が大きな数字の場合は、10-9の方が9を5と4に分けるよりも簡単だから減加法の方がしっくりくるけれども、例えば11-2のような場合は、10から2引いて1足すよりも2を1と1に分解して10-9をした方が簡単だと感じる。そこで、後者のようなパターンに接する際に、その子が減減法で解くように工夫した結果、減減法が定着した。自分で編み出した解法って使いやすいもんね(^^♪ニコッ!

という感じです。真偽はわかりません。

どちらでいこうかな

手持ちのドリル

算数はRISUだけでは問題数が少ないので、ほかにドリルで補強しています。そこで手持ちのドリル(計算)も調べてみました。なお、使用ドリルの一つはこれです。

朝5分ドリル。このほかにも文章題、すう・りょう・ずけいなどは、別途ドリルを進めています。これらについては、また今度。

朝5分ドリル、なんと減加法と減減法のどちらも平等に扱っていました。

他のドリルも気になったので、昨日、書店で他のドリルを5~6冊程調査したところ、減減法を説明しているドリルはありませんでした。

なお、この朝5分ドリルを採用しているのは、そのカリキュラムの在り方が私の教育の在り方と一致しているからです。これについてもまた今度書きたいと思いますが、中身をしっかり確認すれば他のドリルとは違う明確なコンセプトが見えます。今詳しく見て見たら今年2019年3月初版でした。出来立てホヤホヤのドリルなのですね。

このドリルは本気でおススメです!中身を見れば、わかる人にはわかります。「そうなんだよなあ。実際こういう組み方だよなあ。」って。

このドリルの監修である陰山英雄先生の出しているドリルはいいなと思うものが多かったです。漢字の練習にも1冊は陰山先生監修のものを用意しています。こちらは、私のプリキュア×ひらがな・カタカナ・漢字の勉強法とコンセプトが同じだったので採用させていただきました。このあたりも後日詳しく。

方針決定

というわけで一旦どちらも教えます。もしかしたら、RISUやドリルを使う事によって、娘にとっては混乱の元になるかもしれません。しかし、私の中の算数数学観からすると、両方の解法共に考え方は重要だと思うので、説明に余計な時間はかかるかもしれないけれど、一旦、どちらも理解してもらおうと思います。その中で娘がしっくりくる解法を採用させてあげたいと思います。とりあえず、RISUと5分間ドリルを使って減加法と減減法を教えて見ます。娘がしっくりくる方を見極めてから数をこなしていきたいと思います。

今回は、本当に勉強になりました。大人からすると、たかだか繰り下がりのある引き算ではありますが、小学1年生の算数の全体を調べ直すきっかけにもなったし、大まかに調べていた各ドリルなども、各単元をどのように扱っているかを改めてこまかく把握できました。

 

 

小学生の算数を教えることの難しさを日々感じています。もし他のブログなどの情報がなかったら、かなり混乱していたかもしれません。 今日はここまで!

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