前々回は、1年3ヶ月にわたって国語の読解教育を進めた結果、教えた側としての手応えが感じられず悩んでいたということを書きました。
前回は、「はじめての論理国語」の1年生レベルから6年生レベルを通読してみた結果、モヤモヤの正体が1年生レベルの内容が高学年で扱う読解学習にどのように活きてくるのかが見えていないこと、更に見えていない原因は自分自身が国語のイロハを体験的に理解していない点にあるのではないだろうかということを書きました。
「はじめての論理国語」の目次を整理してみた
前回までの記事のようなことから、今月はじめに「はじめての論理国語」の小1レベルから小6レベルまで買い揃えました。流石に大人なので、子どものようにいきなり鉛筆を握るようなことはしません。まずザっと1~6年生の内容を俯瞰してみました。
まず気づいたのは、この教材、単元の順番がかなりバラバラな上に、学年に応じて見出しの名称が変わっていたりして、単元のつながりを見失いやすいです。
そこで全体の流れがわかるように、各学年の目次をコピーして机に広げてみました。そして6年生の目次の章立てを基準にして、各学年の単元がどのように繋がっていくのかを洗い出しました。ザっと下の写真のような感じです。こうしてみると、ようやく「小1レベル」から「小6レベル」の内容のフローのようなものが見えてきました。
ちなみに「はじめての論理国語」は解答書の各問題の最後に1つ下の学年の同じ単元のページが記載されているので、もし躓いたら解答書から下の学年のテキストに立ち返りやすいです。
これからの方針
しばらく私が「はじめての論理国語」の「小1レベル」から「小6レベル」を使って「論理国語」が何物なのかを身を持って理解することに努めようと思います。
方法としては、学年ごとに全単元を終えてから進めていくのではなく、大まかに分けた8~9の単元ごとに進めてみたいと思います。
もちろん横のつながりもあると思うので、そこは適宜スライドさせながら、最終的に繋がるようにしたいと思います。1ヶ月で出来るかな?どうだろう?
まさか大人になって、小学生1年生の国語の教材から勉強することになるとは思いませんでしたが、いい結果に繋がると信じています。
はじめまして、年少と2歳の娘の父です。考え方が似ているのでブログとても参考にさせていただいています!
国語はどう教えるのか、難しい問題ですよね。論理国語の一連の記事、大変興味深いです。
自分も、学年ごとに論理国語やって、論理エンジン系をやってればいいんじゃないかと思っていました。
結局は出口先生や福嶋先生をベースにすることになるんだろうと漠然と思っているのですが・・・(福嶋先生の著書も読みましたが、ややテクニック寄りな気がしなくもなく、論理国語のほうがわかりやすそうだとは思っているところです)
ご存知のとおり、今、出口先生は幼児教育に力を入れていますよね。昨年、論理国語の幼児版ドリルも出ました。
今は、上の子はひらがなが読めるようになったので、学習習慣の最初の一歩として毎日5分音読のドリルを使って音読をしているのですが、もう少ししたら、出口先生の幼児版のろんりやかんじも取り入れたいと思っています。
幼児版も結局は論理国語の小学生版をさらに簡単にしたものだと思うので、これが今後どうつながっていくのか、ドクターパパさんの見解を楽しみにしています(笑)
(でも自分でやってみて確認するのって大事ですよね)
スライムパパさん
お返事がおくれてしまいました。すみません。
参考にしていただけて嬉しいです。
個人的には、簡単な内容ほど教えるのが難しいなというのがここ1年ちょっとやってきての感想です。
論理国語1年生や2年生は子どもに回答させるのは簡単ですし、またなんとなく説明して進めるのも簡単なのですが、結局はサラッと進める事が出来る程度のものにすぎません。
多分、問題が解けた解けなかったとか、そういうことよりも、3年生や4年生など先でやる少し難しい内容に対して、この簡単な内容での取り組みをどのようにつなげることが出来るかについて意識して取組めているのかが大事なのかなと思っています。そうすると1年生2年生レベルの教材でも教え方というか親の態度というかそういったものが変わってくるのではないかと思っています。
今はそこの繋がりを親の私の方で確認している最中です。
幼児版は拝見したことがありませんが、おそらく同じようなことではないかなと思います。
毎日5分音読のドリルを使った音読はかなりよさそうですね。
我が家でも音読と読み聞かせは本当にやってきて良かったと思っています。
年少さんと2歳だとこれから何もかもが楽しみですね。
是非また色々お聞かせください。
私のブログはまだまだ1年生のブログで何も成果を挙げていませんし、挙げられる匂いもまだまだ感じれれません。
個人的には、私のブログなんかよりも「爆走おてうブログ2025(2年生と年長さん)」や「東大卒パパの家庭学習2020年中学受験日記」「ひっそりと灘・開成・筑駒に合格した記録」などをおススメします。
ありがとうございます。
突き詰めると、国語だけでなくすべて目指すべきゴールから逆算して、その時々においてどういうことをすれば、ゴールにつながるかを意識することが理想ということにはなると思うのですが、まぁそこまでやる自信も余裕もなかなかないというのが正直なところではありますね。だからこそ、今回のドクターパパさんの試みはそれをすること自体がすごいことだと思います。
出口先生は、Youtubeチャンネルも開設されたので、適宜追っていこうと思っています。
色々勉強法等の教育に関する本やムック等も読んでまして、中には幼児期や進学塾に通塾する前にどういうことを学び、どういう状態になっていればよいかを記載しているものもありますね。最近読んだ中では、「5歳からはじめる最高の中学受験」がなかなか参考になりました(「灘中に合格する子は~」もおもしろかったです。うちは関東圏なので駿台・浜学園に行かせたくなりました(笑))。
おてうさんのブログは定期的に見ています。ドクターパパさんがおてうさんに多大な影響を受けてこのブログをはじめたということや、おてうさん含め他の様々なブログも研究、参考になさったうえで教育を実践されているというのも、世代が近いこともあってこのブログを参考にさせていただいている理由です。
ということで、今後ともよろしくお願いします。
スライムパパさん
またまた返信が遅くなり申し訳ないです。
我が家は、私自身の中学受験を含めて何も結果を残せていないので、正直いうと参考にしていただくのは恐縮以外にありません。
小川大介先生の本は私も随分前に読ませていただきました。
大雑把に言うと、結局勉強でも何でも興味が大事なのかなと思います。
コメントありがとうございました!