2・3年生の単位計算
2・3年生の算数では、重さ・かさ・長さを習います。
その中で「1kg750g+3kg860g」や「5kg610g-1kg750g」といった単位付きの計算問題が出来るようにならなければなりません。
娘は、一応上記のような内容の暗算がじんわりと出来るようになりました。
うまい具合に年長の間に終えることが出来たのは偶然に近いですが、スッキリと終えることが出来て良かったです。
この手の計算の暗算が出来るようになる為には、まず、重さ・かさ・長さの単位換算(1L=10dLとか)が頭に入っていて、単位間での繰上りや繰り下がりがスムーズに処理できて(750g+860g=1610g→1kg610gとか)必要があります。更に、そもそも4桁程度の暗算が出来て、ある程度のスピードが必要です。
もっとも、計算のスピードや正確性については、まだまだですが(あたりまえ)、今の段階でも十分に凄いと思います。
暗算を強要しない
私は、暗算は訓練しませんでした。
どちらかというと、暗算に頼らずに計算式や筆算を書いて、丁寧に解くように教えています。
しかし、最近は式も筆算も面倒くさがって省きたがります。
これについて私は、特に強くは否定しないようにしています。
これは娘なりの手数を減らす工夫だと思うので、そういう面から一応良しとしています。
当然、式を書いて解きなさいという問題では式を書く必要があるので、使い分けは必要です。
計算というのは、誰しも面倒くさいものです。だから自然と工夫するようになっていきます。
「計算の工夫」「暗算」「図形上の数値の整理」など算数の問題を解く際の工程の中では、様々な工夫をすることで、労力の軽減につながり、ミスも軽減されます。
この工夫は知識として授けてそれを運用させるのは簡単ですが、算数の経験値が少ないうちにこれをやってしまうのは、色々と子どもが工夫する余地を潰すことになると思うので、余程明確な意図が無い限り、本人が気づくまで気長に待ってあげた方が良いのかなと思います。
上の桁から暗算
ところで足し算引き算の暗算は、子どもの場合1桁目である右から計算していくと思いますが、大人の場合は上の桁である左から計算すると思います。
たとえば「58623+37382」という問題を大人が解く場合は
まず5+3を8+7の繰上りを睨んで計算して9
次に8+7を6+3と2+8の繰上りを睨んで計算して6
6+3はずでに2+8の繰上りを睨み終えているので自動的に0
2+8は3+2を睨んで計算して0
そして3+2は5
だから96005という風に答えますよね。
私の場合は、小学生の時に学校の先生の「この問題わかる人!」にいち早く手を挙げて答えたいという欲求から、これが出来るようになったと記憶しています(笑)
大人の特に桁数の大きな数字を扱う人は、数字が出てきたら会話をする中で伝え合う必要があるので、右から計算していくと、億が出てくるような桁数が多い場合、上の方の桁の計算を終えた段階で一桁目の数字を忘れてしまうし、だいたい「兆・億・万・千・百・十」などの単位と計算した位置を一致させるのが難しいので、使い物になりません。
左からやっていけば、多少計算の遅い人でも「えっと計算すると俺の通帳の預金額の合計は、7十、5億、、5千、、6百、9万、、6千、2百、5、、円かな」という風に、一応相手に伝えることが出来るので自然と左から暗算するようになるんだと思います。
良く知らないのであれですが、公文などの場合は、圧倒的な計算経験数によって、こういうのが自然と出来るようになるのかな?
時計の暗算
暗算といえば、10進法の暗算はとりあえず良いとして、60進法の暗算はまだまだ全然出来ません。
すなわち時間と時刻の計算の暗算ですね。
6時45分の7時間23分後とかになると、かなり苦しいです。
このあたりが出来るようになると、日常生活でかなり有効活用できると思います。
まあ、そもそも時間と時刻の単元はこれまでにかなり苦戦しているので、とりあえず、現状のまま日常生活の中でちょっとずつ上手になれば良いと思っています。
そのうちに勝手に上手になるでしょう(楽観)
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