これまでの読書の系譜(ザっと)
娘は比較的読書好きだと思います。
未就学児期には、いわゆる幼児向けの絵本からはじまり、そのうちにジブリの絵本を読むようになりました。
徐々にお姉さん向けの物語に接するようになっています。
プリキュアの影響で星と星座に興味を持ち、図鑑なの科学系の本も読み始めたのは年長の終わり頃だったかなと思います。
1年生になった春頃は、「10分読める伝記」などを読むようになり、これらに加えて「みぢかなぎもん」や「科学のお話」などのシリーズなどに手を出すようになりました。物語文に加えて論説文の入口になるような本も読むようになっていきました。(以下、これらを「10分で読めるシリーズ」とします)
夏頃からは、学校や学童の影響で「かいけつゾロリ」のシリーズにはまっていきました。
また、最初は「星と星座」のみだった図鑑も多種多少なものを読むようになり、小学館の図鑑も瞬く間に12冊まで増えました。少し前までは、図鑑など男の子しか興味を示さないのではないかと思っていたのですが、関係なかったようです。
ちなみに最近「星と星座」はDVDつきの新版が出たので買い換えました。
このように読む本のバリエーションが、この半年ほどでかなり広がりました。
少し前からは、子ども新聞を読みたいと言っているのですが、まだ購入には至っていません。
単なる親の怠慢です。
読書の仕方
読書と一口に言っても、うちの子の場合、その読み方は本の種類などによってケースバイケースです。
色々な本を読むのですが、大雑把に「図鑑など」「かいけつゾロリなど」「10分で読めるシリーズなど」と3種類に分けて書いてみようと思います。
図鑑などは、付録のDVDも交えながら写真を中心として眺めているような感じです。これは国語的な読書という範疇ではないのかもしれません。それでも特段に興味のある個所についてはじっくり読んでいます。
「かいけつゾロリ」シリーズなどは、とにかく黙読しています。読んでいるスピードを見る限りはじっくり読んでいるようです。私は、娘がこのシリーズにハマり始めた頃、印象として漫画を読んでいるような感じがして、せっかく他に読み物らしい読み物を読み始めたところだったのになあと、あまり快く思っていませんでした。けれど、よく中身を見ていると、結構多彩な語彙が含まれているので、あれだけハマって読んでいれば、結構良いかもしれないなと、今では考えを改めています。最近は、低学年の読書はとりあえずなんでもいいから好きな本を多く読んだ方が良いという風に思っています。
10分で読めるシリーズなどは、就寝前に読むようにしています。(もちろん他にも色々と読んでいます。)こちらは一人で黙読するのではなく、親が読み聞かせたり、本人が音読したりしています。幼少期の読み聞かせと音読は非常に大事だなと常々感じています。
このように娘は、本の読み方が内容やタイミングによって異なります。
あまり精読にこだわった読み方を強要し過ぎても委縮させてしまうと思うので、ある程度本人まかせにしつつ、キチンと読んでいるのかは、音読を通じてザっと確認しています。
とりあえず本は好きなものを好きなだけ読んでくださいというスタンスです。
読み聞かせと音読
そもそも子どもは、文の読み方というか文の切り方のようなものが身についていないので、大人が読むリズムを示してあげないと、ヘンテコな文章の読み方をしていることが多いのではないかと思います。
話し言葉を会話の中で耳から習得していくのと同じく、読み方も読み聞かせを通じて耳から伝えてあげると、子どももある程度はちゃんと読めるようになると思います。
多分、読書は、読み聞かせを第一歩とした方がスムーズに入れるのではないかと思っています。
本人まかせで勝手に本を読みだすというのは、読書好きになるかどうかも運任せになるし、読むようになったとしても変な独自の読み方をしかねないのではないかと思います。
会話同様に親がお手本を聞かせてあげるというのは結構大事ではないでしょうか。
文章を正確に読めているか、更にはスムーズに読むことが出来ているかどうかは、音読をさせれば一発で分かると思います。
音読させれば、文章を目でスムーズに追うことが出来るか、更に文節なども理解してメリハリを持って読めているかはすぐにわかります。
そういえば、先日公文の説明を聞きに行った際に、国語のテストみたいなものを受けたのですが、その際に文章の音読をするという問題(?)がありました。A教材とB教材のテストだけだったので、B教材(2年生相当)までなのかもしれませんが、音読をさせることによってキチンと文章を読めているかを測るというのは良いなと思いました。
もしかすると中学年高学年で国語がイマイチ伸びないという場合に音読が出来ているかを試してみると、何か掴めることもあるかもしれないなと思いました。
幼児や低学年の子の話ことばがおかしい際に親が注意して矯正するのと同じように、読み方も親が注意してあげた方が良いと思います。
しかし黙読では、おかしいかどうかすらわからないので、音読をさせることで顕在化させれば、親も対応が出来るようになると思います。
ありきたりかもしれませんが、読み聞かせと音読は大事だと思います。
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