プロフェッショナル仕事の流儀
昨日(1/7(火))の「プロフェッショナル仕事の流儀」では、栄光学園数学教師の井本陽久先生の回でした。井本先生は、栄光学園以外にも「いもいも」という私塾もやっておられます。
中学受験を目論んでいる親御さんで、これを見なかった人は少ないと思いますが、見ていない方は、そのうち再放送されると思うのでマークをしてはいかがでしょうか。来週火曜の深夜あたり来るかもしれません。
「プロフェッショナル仕事の流儀」参照先
一応、番組の概要などを下記に綴っておきます。
プロフェッショナル仕事の流儀 番組概要(数日で流れる可能性があります)
https://www4.nhk.or.jp/professional/
プロフェッショナル仕事の流儀 予告動画(数日で流れる可能性があります)
https://www.youtube.com/watch?v=AUX40ygrtrk&feature=emb_err_watch_on_yt
番組概要
(以下、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」HPより引用)
東大合格者数全国トップレベルの超進学校に在籍しながら、“教えない”教育で注目を集める型破りのカリスマ教師がいる。生徒たちから「イモニイ」の愛称で親しまれる井本陽久、50歳。その授業をひと目見ようと、全国から教育関係者が続々と見学に訪れる。
「できる・できない、正解・不正解に意味はない。大切なのは、自分の頭で考えること」と断言する井本。授業では教科書を全く使わず、ノートも一切取らせない。使うのは、生徒の解答を元に作られたオリジナルプリントのみ。1時間でたった1問、答えすら出ないまま授業が終わることもある。だが生徒たちは夢中になって立ち上がり、ライブのように拍手が沸き起こる。教えないのに、伸びていく。その裏には、1時間の授業のために時に10時間以上かける地道な準備と、子どもたちの心を動かす“仕掛け”がある。
2019年の春、井本は27年勤めてきた学校の正職員から非常勤講師になり、授業数を減らす決断をした。その分、進学校だけでない様々な生徒のために学外に立ち上げた教室と、22年間続けてきた児童養護施設での指導に時間を割く。朝から夜まで、異なる学びの場を飛び回りながら、思い描く教育を模索している。
変化の激しい、先の見えない時代。生きていく上で、本当に大切にしなければならない学びとは何か。教育のみならず、子育てや人材育成などにも通じる「人を育てる極意」とは。
(引用元:NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」)
感想
この番組での井本先生のお考えや教育方針は、家庭学習で子どもに算数を教える際にも大変参考になると思います。
先日、算数の思考力の定義について記事を書いたのですが、そもそも思考力がどうこうという以前に、算数や数学を通じて考えることが楽しいと思えることが大事だと思います。そういう感覚を子どもが味わえるようにするのが、大人の重要な役割だと思っています。
今回見た番組では、井本先生が仕掛ける授業によって、子ども達がみるみるうちに目の色が変わっていく様がよく描かれており、井本先生の子ども達への愛情もよく伝わる内容でした。今、我が家では、3年生までの算数の基礎を終えて、こういう算数の楽しさを味わえるような内容に移行しています。このタイミングでこの番組を見ることが出来たのは幸いでした。
私にとっては、娘に対する接し方の参考になりました。これは私だけかもしれませんが、家庭学習で中学受験を念頭に入れていると、いつのまにか算数の面白さを伝えることから、算数の問題を解く技術を詰め込むことに意識が傾きそうになります。これは、思考系の問題扱っている時でも同じです。特にわが子であればなおさら意識して自分を律する必要があると思いました。
また、井本先生が本気で生徒に向き合うが故に生まれた過去の苦悩と反省も描かれていましたが、こちらも身につまされる思いで拝見しました。
今回の「プロフェッショナル仕事の流儀」は、中学受験を考えているご家庭ならば見ておくべき番組だと思いましたので、見逃した方に向けてご紹介させていただきました。
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