中学受験経験(親)のメリット

親本人の中学受験経験は一応活きる

親に中学受験の経験があるというのは、少なからずメリットがあると思います。
①中学受験のイロハを知っている
②教科によっては直接的に学習指導が出来る
とりあえずこういった程度のことが思い浮かぶでしょうか。

ただ①については、我々が小学生の頃と比べれば、さほどメリットにはなりません。
今や様々な情報媒体から受験界全体のマクロな情報のみならず、各家庭レベルのミクロな情報までかなり詳しく取得出来ます。

②の家庭学習指導にしても親がしっかりと指導方法を学びさえすれば、ある程度その差はなくなってきます。
また自分が出来るのと教えるのとでは全く使える能力が異なります。
まして塾に通うようになれば、それこそ親が出しゃばる場面も少なくなるので、いよいよもって②に関する差は小さくなってきます。

そういうわけで、個人的にはこれらのメリットはそこまで大きくないと思っています。

私が大きいと思うメリット

上記の点以外にもメリットはあります。
いくつかあるとは思いますが、私が特に大きいと思うメリットを2つ挙げたいと思います。

子どもに対して体験的な共感を持てること

1つ目は「精神的肉体的に未成熟な小学生」が「中学受験」という大仕事に臨むことの体験的な共感です。

私が考える親本人が中学受験の経験があるということの本当のメリットは、まさに親自身の子ども当時の体験そのものだと思います。

まだまだ小学生というのは、高学年であっても例外なく精神的にも肉体的にも未成熟です。
未成熟な小学生が、受験という厳しいハードルを日々のプレッシャーに苛まれながら大人顔負けの努力を重ねるというのは、中学生高校生まして成熟した大人の感覚からすると計り知れないものがあり到底理解が及ばないと思います。

この点を身を持って知り、よき理解者になり得るというのが、受験経験ある親の最大の強みだと私は思います。

今やっている難度の高い勉強が将来の役に立つということについて高い解像度で考えられる子なんてそんなにいないと思います。
それに対してメチャクチャ解像度の高い状態で見えている大人が、そのビジョンを以って接しても意識の齟齬が大きすぎて摩擦を生むだけでしょう。
そこで当時の受験経験を振り返って、あえて低解像度のビジョンで子どもと接することが出来れば、その意識の差はかなり縮められ、より良い関係を持って受験勉強に向かうことが出来るのではないかと思います。

うちの娘は1年生で、私は同じ低学年時にガリガリ勉強していた経験はないので、うまくやれていないのではないかという不安は常々抱いています。
そこで勉強については、色々な本やブログ等から情報を得つつ、娘の一挙手一投足を観察しながら慎重に進めているところです。
恐らく受験経験の無い親御さんは、今のと似たような感覚で高学年のお子さんの姿を見ているのだろうと想像しています。
もちろんプレッシャーは今の私の比ではないことは想像に難くありません。

ゴールに対する距離感覚があるから他人と比較しなくてすむ

もう一つは、大体どういう中学であればどのような能力(簡単なところで言えば高度な思考力を要すのかどうかなど)、どの程度の実力を身に着ければいいのかというゴールまでの距離感覚があるということです。
最終的なゴールとの距離感があると、逆算してだいたいどの時期までにどういう状態だと良いかなという計算が立ちます。
受験というのは、周囲との勝負というイメージが強いのではないかと思いますが、私はそういうイメージで捉えてはいません。
受験経験者で近年の過去問をある程度解いいる方ならば、どの学校ならどのようなレベルのどのような傾向の問題がだされて、どの程度得点出来れば合格が確実であるかという距離感が大体わかっていると思います。
私は、娘がそこのレベルに到達させるように出来れば成功するし、達しなければ失敗するという風にしか考えていません。
その結果として、周囲との相対的な順位がついたりするだけに過ぎないとしか見ていません。

このイメージが出来ていると、高学年はともかくてしても、中学年や低学年の子の成績で一喜一憂することは絶対に無いと思います。1年生の内容だけを充実させている子と6年生の内容まで網羅させている子とでは、同じ1年生のテストをやらせて同点だったとしても意味が違います。テストに出ていない理科社会を裏で走らせている子とも明らかに意味が違ってきます。知識や計算に偏重な子と思考力を高め続けている子とでも明らかに意味が異なります。
最終像に向かって様々なアプローチがあるので、どれがいい悪いということは無いと思います。ただし、その距離感を体験的にわかっているかどうかというのは、結構大きいと私は思います。

 

以上、受験経験の親のメリットとして「子どもに対して体験的な共感を持てる」ことと「ゴールに対する距離感覚があるから他人と比較しなくてすむ」ことを挙げてみました。
なんかえらそうなことを書いてしまったなとムズムズします。
だからアイキャッチアイコンを土下座にしてみました。

ここまで書いて気づいたのですが「中学入学後の状況を身を持って知っている」というのもあったなと思いました。
過去記事で似たようなこと書いた気がするので割愛します。(めんどくさくなっただけ)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です