受験日
本日2020年1月25日(土)は、久留米大学附設中学とラ・サール中学の受験日です。
昨年から同日受験となっております。
受験生の精一杯の実力発揮を祈念しております。
合格発表日
合格発表日は、両校ともに2020年1月28日(火)となっております。(仲が良いですね)
久留米大学附設の試験概要
科目ごとの配点と時間
国語:150点(60分)
算数:150点(60分)
社会:100点(40分)
理科:100点(40分)
合計:500点
去年の試験結果
志願者数:629名(男子342名・女子287名)
倍率 :3.9倍
合格者数:207名(男女内訳不明)
合格最高:416点
合格最低:282点
合格平均:318点
受験平均:258点
例年6割程度の得点が最低ラインとなっています。
過去6年分の詳細なデータはこちら(附設HP)
附設の入試の特徴
少しだけ附設の入試の特徴を書いておきます。今回は全般的なことと、国語と算数のみとします。
【全般】
附設の合格者平均と受験者平均を見ると、国語と社会が概ね10点程度の差、理科が15点弱、算数が20点程度の差があります(年によって変動あり)。このことから算数での得点が合格の一つのカギになると思います。
また一見、国語と算数の配点が150点ずつ、社会と理科が100点ずつなので、国語と算数の学習が大事だと思いそうになります。しかし、国語、社会、理科については受験者平均と合格者平均の差において教科による差があまりありません。つまり国語に関しては、高い配点の割に点差がつかないという特徴があります。算数は絶対的に得意とする必要がありますが、国語、社会、理科の比較で言うと、この3教科の学習の比重は、配点だけを見ず、よくよく検討する必要があるような気がしています。
【国語】
附設の国語は大きな特徴があります。それはヒアリングの問題が出題される可能性があることです。
ヒアリング問題を出題する理由については、附設のHPに掲載されています。コンセプトについてはHPをご覧ください。
出た場合の対策として、試験方法について簡単に書くと「3分程度で読める1,000字程度の文章(小学生が理解できる程度の語彙を使用)を放送で聞き取る。放送は1回のみでメモOK。指示に従って作文を書く形式。」となります。
この出題形式が出題される可能性があることから特殊な受験対策を要するので、九州外からの受験生を排除出来てしまうというオモシロシステムになっています。HPに掲載されているコンセプトは理解出来るのですが、寮もあって遠方からの学生を受け入れる体制がありながら、遠方の優秀な学生の取り込みの機会を逸している気もします。
娘の受験の時までは、この出題形式を保っていただき、関東関西の外敵をシャットアウトしていただければと存じます(笑)。ちなみに私がこの出題形式が出る可能性を知ったのは去年の秋ごろです。知った時の感想としては「ほんの読み聞かせしてきておいて良かった~~~!!運がいい。」です(笑)。
【算数】
先にも書いたように、附設の試験では、合格者平均と受験者平均を見ると、国語、社会、理科が10点程度にもかかわらず、算数が20点程度の差がついています。学習のウェイトも必然的に重くなると思います。
前半で基礎的な問題が集合しており、後半で難問の大問が出題されています。私が過去問を解いた限りでは、平面図形で図形の移動の問題、立体図形では切断の問題が頻出なのかなという感じです。
個人的には、この算数のレベルならば8割取れると合格が見えてくるかなと思います。また、過去問を見る限り、典型問題までは誰でも取ってくると思うので、思考力を要する初見的問題を取れるかどうかが、すなわち合格者平均と受験者平均の差に表れているように思います。
その他
28日には合格発表があるので、その日から各塾の合格者数速報もアップされると思いますので、まとめていきたいと思います。
なお、附設に関する過去記事については下記を参照ください。
・福岡の女子の中学受験事情(学校選択)
・福岡の女子の中学受験事情(塾選択)
・久留米大学附設中の合格目標とは
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